今日も当ブログをご覧いただきありがとうございます!
「元ヒキコモリの高卒フリーターが送る気ままな生活」管理人のカブです。
『新型コロナウイルスの「オミクロン株」が出現したことで、日本は外国人の入国規制を行いましたが(海外の日本人は入国可能)、その日本に対して、WHOのライアン氏が「国籍で区別するのは理解困難」と批判しました』
・・・「海外の日本人だけ入国できて、海外の外国人は日本に入国できない」というのは、確かに差別的という見方も出来るかもしれません。
完璧に水際対策を行うのであれば、海外の日本人も含めて区別なく入国禁止にするのが一番なのでしょうが、それは現実的とは言えないので、日本政府はこのような形にせざるを得なかったのではないかと私は思っています。
私たち庶民も、手洗いやマスクなど、自分に出来る範囲で感染対策をしっかりと行っていきたいですね。
本ブログは、ネットビジネスの調査・検証を行い、
「初心者でも安全に稼げるのかどうか」
を解き明かしていきます!
【今回検証した案件】
FXBトレードスタイルセミナー|鈴木晴正(FXB)
結論からになりますが、FXBトレードスタイルセミナーに参加しても勝てるようになる可能性は低いと思います。
FXBトレードスタイルセミナーで学べるのは、結果に個人差の大きい裁量トレードであり、たった1時間30分程度のセミナーでは深い知識が得られないと思うからです。
私はFXBトレードスタイルセミナーに実際参加したわけではありませんが、十分な判断材料を得られたので、詳しい内容をご覧になりたい方は、以下の記事をお読みください。
FX|FXBトレードスタイルセミナーの概要【全体像】
FXBトレードスタイルセミナーの概要
まずは、セールスレターの一部スクリーンショットから。
セールスレターの内容をまとめます。
- FXB(鈴木晴正)の弟子である「飯田」のトレードスタイルが学べる
- 飯田はFXB(鈴木晴正)から学んで、半年でFX勝率80%以上になった
- セミナーの内容は11のカリキュラム
- FXにおいて重要な環境認識を身に着けられる
- 上位足からの絞り込みを行ったトレード手法を学べる
- 日程は2021年12月4日(土) 14時 ~ 15時半(30分ほど延長の可能性あり)
- 参加費は4,970円(税込)で、返金保証は無し
- セミナー後にオンライン質問会がある
- オンライン質問会の様子を撮影した動画を後日プレゼント
- 3か月間のメールサポート有り
要約すると、「1時間半程度のセミナーを受ければ、FXB(鈴木晴正)の弟子トレーダーの手法が学べるよ!」という事のようです。
FX商材にありがちな「初心者でも簡単に月収〇〇〇万円稼げる!」といったような過剰なアオリは使われていないので、その点では信頼できそうな商材かもしれません。
しかし、いくつか気になる点があるので、ツッコんでいきたいと思います。
FX|FXBトレードスタイルセミナーを暴く!【検証】
何故、FXB(鈴木晴正)の弟子から学ばなければならないのか?
この記事をお読みになっている皆さんも、真っ先に疑問に思った部分ではないでしょうか。
「どうしてFXB(鈴木晴正)の弟子のトレード手法を学ばないといけないの!?」と。
FXBトレードスタイルセミナーの販売事業者の責任者はFXB(鈴木晴正)である
FXB(鈴木晴正)はFXの指導を行っており、飯田はその指導を受けた一人
飯田よりもFXB(鈴木晴正)の方が、FXトレーダーとしての技術も経験も上のはず
弟子よりも、師匠のFXB(鈴木晴正)が自分の手法をそのまま教えた方が、情報の精度も密度も高いはずですよね。
なんでこのような「師匠が弟子のトレード手法を教える企画」なんて回りくどい企画が立ち上がったのでしょうか?
その飯田のトレードを飯田本人が解説せずに、師匠のFXB(鈴木晴正)が解説するのもよくわかりません。(これも周りくどい)
「トレードする際に考えていたこと」「エントリーする時のメンタル」など、本人にしか上手く説明できないことはあるはずですが・・・。
この疑問への回答は、セールスレターには書かれていませんでした。
FXB(鈴木晴正)の弟子とされる飯田のトレード実績は?
ここが最大のツッコミどころです。
飯田のリアルトレード実績の証拠とされるストラテジーテスターレポートをご覧ください。
画像内の③Profit Facter(プロフィットファクター)は、「総利益÷総損失」で求められる値です。
プロフィットファクターの値が「1より大きい」場合は、収益はプラスという事になります。
この画像の場合はプロフィットファクターが28.03となっているので、収益がプラスになっていることはわかるのですが、プロフィットファクターが28.03というのは流石に高すぎです。
プロフィットファクターが28というのがどういう事かというと、例えば「FXで100万円の損失を出した代わりに、2800万円儲けた」という事です。
FXでのプロフィットファクターは1.5~2.0が現実的な理想値と言われているので、飯田の28.03という数値ははっきり言って非現実的です。(絶対にありえないとは言えませんが)
しかし、これにはカラクリがあります。
飯田のトレード回数が少なすぎることが原因です。
画像の①Total Tradeはトレードの合計回数を表します。
つまり、このデータによれば、飯田はたったの5回しかトレードしていないということになります。
「飯田の合計トレード回数が少ないから結果に偏りが生まれ、プロフィットファクターが28.03という異常なまでに高い値を出した」と考えるのが自然でしょう。
画像内の③Profit Tradesも同様で、「4勝(勝率80%)」ということになっていますが、トレード回数がたったの5回しかないのであれば、このような一時的に高い勝率を出すこともあるでしょうね。
そもそも、トレード回数がたった5回しかないデータを根拠として持ち出すのは常識的ではありません。
おまけにトレード期間も明らかにしていませんし、極めて信憑性に欠けるデータだと思います。
FXB(鈴木晴正)の弟子とされる飯田のトレード手法は?
飯田は、レジサポ、ゾーン、ダウ理論、チャートパターン、ローソク足パターン、移動平均線を用いたライントレード手法を用いており、セミナーではそのライントレードについて学べるようです。
セールスレターに飯田のトレードを開設した動画が上がっていたのですが、気になった部分をスクリーンショットで紹介します。
見たところ、ラインブレイクが確定したことを根拠として、エントリータイミングを計っているようです。
邪魔なサポートやレジスタンスが崩壊した後にエントリーするので、トレードの勝率は高めることができますが、その反面、波の初動には乗り遅れるのでリスクリワードの悪いトレードになっています。
上記の画像だと、リスクリワードはほぼ1:1と見られ、ロスカット幅は40pips近くとかなり広めにとってあります。
リスクリワードが1:1ということは、例えば「トレードで勝てば10万円稼げるけど、負ければ10万円失う」ということです。
私はこういうリスクリワードの悪いトレードはしたくないですね。
リスクリワードが悪ければ、勝率を高めない限り、長期的なトレードで利益を残すことができないからです。
例えば、リスクリワードが1:1のトレードを10回繰り返したとして、勝率が5割ならプラスマイナスゼロにしかなりません。
1度の勝ちでは安心できないし、1度の負けが収益に大きく響くのでメンタルが疲れると思います。
良いトレードのセオリーとしては、エントリーするのに有利な根拠が揃っていたとしても、強いレジスタンスがあるなどの理由でリスクリワードが悪ければエントリーはしないことです。
リスクリワードは1:2のトレードを行うのであれば、勝率34%以上あれば収益はプラスになるので、リスクリワード1:1よりもだいぶ気が楽になりますし、私ならそういうトレード手法を身に着けたいですね。
動画の中で紹介されている飯田のトレードは、真似してはいけないトレード例だと、個人的には思います。
セミナーの開催時間は短い?
セミナーにおいて、FXで重要な、環境認識や上位足からの絞り込み方法(マルチタイムフレーム分析)を学べるのは良いと思います。
しかし、セミナーのカリキュラムは11もあり、環境認識やマルチタイムフレーム分析はその一部に過ぎません。
たった1時間半程度のセミナーで、環境認識やマルチタイムフレーム分析を含めた11のカリキュラムを十分に説明しきるのは非常に難しいと思います。
環境認識もマルチタイムフレーム分析も、かなり奥が深いものなので、セミナーでの解説は表面的なものに留まるのではないでしょうか。それこそ、ネットで調べられる程度の。
「セミナーの内容が理解できなかった」という人に向けて、高額な教材やオンラインスクールへの誘導がされる可能性も考えられます。
質問の時間も設けられていますが、「内容が難しくて、どのように質問したらいいのかわからない」という人も出てくるでしょう。
FX|FXBトレードスタイルセミナーの特商法【法律的観点】
法的な観点から、FXBトレードスタイルセミナーに信憑性があるかどうかをチェックしてみたいと思います!
「特定商取引法に基づく表記」って何?
トラブルが生じやすい通信販売や訪問販売などから、それを利用する消費者を守るための法律です。
事業者名や所在地、連絡先といった情報を、ネットショップ上に表示することが義務付けられています。
違反行為が認められれば、罰則の対象となります。
この 「特定商取引法に基づく表記」の記載内容が不足していたり、そもそも記載すら行っていない運営者は、「法律を遵守する気が無い」と捉えられても仕方が無いでしょう。
特定商取引法に基づく記載は運営者の信用に直結しますので、何らかの案件に興味を持った時は、必ず確認するようにしてください。
特商法の記載をキチンと行っていない案件に、まずまともな物はありません。
FXBトレードスタイルセミナーの特商法表記は問題ある?
のセールスレターには、特商法が記載されたページへのリンクが貼られていました。
以下がその内容です。
販売事業者 | 有限会社オープンアイ |
所在地 | 愛知県豊橋市向山町字川北9番地4 |
TEL | 0532-73-2167 |
問い合わせ | fzb@fxb7.com |
URL | https://newfxb.com/fxb-seminar-infotop2020/ |
有限会社オープンアイの法人番号は国税庁のホームページで確認できたので、ちゃんと実在する会社のようです。
しかし、有限会社オープンアイのホームページが見当たらないので、会社概要が確認できず、主な事業内容や事業実績について知ることができません。
特商法の記載に不備は無いのですが、メールアドレス・電話番号・商材のURLがテキストではなく、わざわざ画像データで表示されていました。
これは、FXBトレードスタイルセミナーのセールスページが、検索エンジンから見つかりにくくすることが目的だと思われます。
真っ当な商売をしているつもりならば、もっと堂々としても良いのではないでしょうか。
FX |FXB(鈴木晴正)の経歴とプロフィール【運営者情報】
FXB(鈴木晴正)とはどのような人物?
鈴木晴正は、1980年代のバブル崩壊前にアメリカ株の投資を始めて、「S&P 500」の取引を行うが大敗。
その事が切っ掛けとなって、テクニカル分析の重要性に気づき、相場の分析力も徐々に磨かれていった。
いつしか「S&P 500」で勝てるようになるが、労力が多すぎると感じ、FXトレーダーの道へと進む。
FXの指導を頼まれ、他人にFXを教えるうちにその楽しさに気づき、現在はYouTubeや「FXブレイク」というブログでFX関連の情報発信を行っている。
「FXB」というのは鈴木晴正のペンネームで、FXBのBは「Line Break(ラインブレイク)」のBから取られた。
FXのトレード歴は30年以上。
FXB(鈴木晴正)のYoutubeチャンネル名は「FX専業のスキル習得講座 by FXB」。
チャンネル登録者数は3600人です。
動画のコメント欄は何故か閉鎖されています。
有限会社オープンアイの所在地をリサーチ!
有限会社オープンアイの所在地は、愛知県豊橋市向山町字川北9番地4とされています。
調べたところ、オフィスではなく、「グランドゥール向山」というアパートでした。
LIFULL HOME’S
自宅兼事務所という感じでしょうか。
有限会社オープンアイは、FXB(鈴木晴正)の一人会社の可能性が高いですね。
「FXで大きく稼いでいる人」のイメージからは遠い物件だと感じるので、ちょっと信用性が下がるでしょうか。
FX| FXBトレードスタイルセミナーの評判は良い?【口コミ】
気になる案件について調べるうえで、実践者の声を聞くことは重要です。
FXBトレードスタイルセミナーについてGoogleやSNSで検索してみました。
Google:アフィリエイターの紹介を除けば、肯定的な意見も否定的な意見も見つからなかりませんでした。
Twitter:ツイートが9件見つかりましたが、アフィリエイターが紹介しているばかりで、参加者の声は持つかりませんでした。
FXBトレードスタイルセミナーに対して否定的な意見こそないものの、「稼げた」「役に立った」という実践者の声が見つからないので、商材の有効性の高さを裏付けることはできませんでした。
このセミナーは、2019年と2020年にも募集がかけられたようなのですが、その当時の意見が出てこないのは不思議ですね・・・。
FXB(鈴木晴正)の指導実績も2万人だそうですが、一人くらいネットで意見を言う人はいないのでしょうか。
FX|FXBトレードスタイルセミナーに申し込むべきか!? 【検証結果】
最後に、鈴木晴正(FXB)の「FXBトレードスタイルセミナー」について検証した結果をまとめます。
- 何故か、FXB(鈴木晴正)の弟子(飯田)の手法を学ぶセミナーである
- 飯田のトレード実績の信憑性は低い
- 飯田のトレードスタイルはあまり良くなさそう
- セミナーの開催時間が短い
- セミナー参加者に対して高額な商材を勧めてくる可能性がある
- 「稼げるようになった」という参加者の声が見つからない
以上の事から、鈴木晴正(FXB)の「FXBトレードスタイルセミナー」への参加はお勧めできません。
FXBトレードスタイルセミナーへの悪い評判は無いので、ひょっとしたら良いセミナーかもしれません。
しかし、「役に立った」という参加者の声も見つからないので、セミナーへの参加はそれなりにリスクがありますね。
「当たって砕けろ」の精神でセミナーに参加するよりは、他の参加者の意見を聞けるようになるまで待った方が、時間もお金も無駄にしにくいと思います。
ところで、FXB(鈴木晴正)の弟子の飯田という人物は、本当に実在するのでしょうか?
「弟子がFXで勝てるようになった」と言えば、それを聞いた他の人たちは「自分にもできるかもしれない」と考えやすいと思います。
架空の人物なんてことはないですよね・・・?
管理人 カブ