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「元ヒキコモリの高卒フリーターが送る気ままな生活」管理人のカブです。
遠足途中でお茶の購入を認めてもらえなかったため、女児が熱中症になり病院へ・・・という事故。
ルール通りの仕事しかしない教師も頭が固いというか、事なかれ主義な感じで残念。
まだ小学一年生なのに大人に無茶させられてかわいそう。
その子の両親も遠足前に学校に申し入れていたそうなのでクレーマーというわけでもないですね。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c26289617fc6778e447b9ac5826f762603464b2b
本ブログは、ネットビジネスの調査・検証を行い、
「初心者でも安全に稼げるのかどうか」
を解き明かしていきます!
【今回検証した案件】
スカイプレミアムインターナショナル
本日はスカイプレミアムインターナショナルが起こした史上最大級の投資事件について追っていきます。
先日、「FX投資の名目で、2万人以上から約1350億円を集めた」とされる会社幹部の男ら4人が金融商品取引法違反の疑いで逮捕されたと、ニュースで報じられました。
2019年12月からおよそ1年半にわたり、「国の登録を行わずに金融商品取引の仲介をした」という疑いが持たれています。
営業マンのようなエージェント500人を使ってFX投資名目で勧誘し、全国2万人以上から、1350億円もの大金を集めたとされています。
そして現在は集めた1350億円のうち、790億円が行方不明になっており、損害賠償を求める集団訴訟が全国各地で起きはじめてます。
こうした動きから、警察も運営実態などを詳しく調査しているものと見られます。
1350億・・・とんでもない大金ですね!
単純計算(1350億÷2万)ですが、1人当たり約675万円も出資したことになります。
一人当たりの出資金も十分大きい。
スカイプレミアムインターナショナルはどんな会社なのか?
今後似たような金銭トラブルに巻き込まれないようにするにはどうすべきなのか?
じっくり検証して考えていきましょう!
スカイプレミアムインターナショナルの概要
スカイプレミアムインターナショナルは、シンガポール発の会員向けの福利厚生サービス会社です。
会社がやっているとされることを簡単に説明すると、
会員システムは『完全紹介制』で、会員がより豊かな人生を楽しめるよう、 「旅行」「買い物」「食」「癒し」に関するサービスを個人個人に合わせる形で提供する。
みたいな会社です。
そして、その会員に向けて「FX系の投資案件」も持ち掛けていたようです。
投資事件の内容
「スカイプレミアムインターナショナル」は、シンガポールにある海外企業で、日本国内の一般の投資家に向けて海外投資案件の勧誘や助言をしていたとされています。
会社側は約500人の「エージェント」という勧誘員を使って、日本全国各地の会場やオンライン上で投資セミナーを開き、「会員だけが参加できる」とする投資案件を紹介。
約2万人と契約し、投資総額は1350億円以上とされています。
「ライオンプレミアム」という名前のFX商品を紹介し、「ライオンプレミアムに出資すれば、1年あたり2桁の利回りが得られる」と誇大広告としか思えないような宣伝をしていたそうです。
中には月3%、年間36%もの超高利回りを実現できると豪語していたエージェントもいたとか。
こんな誇大広告を連発して全国の一般投資家から資金を集めていたそうですが、実際はFX投資などしていませんでした。
ではFXでお金を増やそうともせずに、集めたお金を何に使っていたのでしょうか?
それは、新規投資家からの出資金を、既存投資家への利回り支払い充てるというものでした。
つまりスカイプレミアムインターナショナルは典型的なポンジスキームを行っている会社でした。
ポンジスキームは「ねずみ講」みたいなものと思ってください。
さらに悪いことに、既存会員が新規会員を紹介するシステムまであったため、既存会員の多くは自分の家族や友人をライオンプレミアムに勧誘していました。
そのため家族間、友人間で被害者が出まくる地獄・・・。
エージェント達による悪質な宣伝活動
YAHOO!JAPANニュース
エージェントたちは「金融のプロを雇っている」とか「月単位でマイナスになったことは一度も無い」とか、更には「年利15%から20%の実績がある」などと吹聴して、安全かつ高利回りな投資案件だと説明していたということです。
預かった資金についても、「チェコスロバキア貿易銀行の口座で管理して、FX取引で運用する」などと投資家達に説明していました。
しかし監視委員会の調査によれば、そんな銀行口座は存在しないどころか、別の複数の海外法人口座に資金が送金されていたそうです。
さらに、FX取引が行われている事実も確認できないなど、「投資資金の運用・管理の実態が不明」と結論付けられました。
もう滅茶苦茶ですね・・・。
スカイプレミアムインターナショナルの特商法
「特定商取引法に基づく表記」って何?
「特定商取引法」とは、トラブルが生じやすい通信販売や訪問販売などから、それを利用する消費者を守るための法律です。
事業者名や所在地、連絡先といった情報を、ネットショップ上に表示することが義務付けられています。
違反行為が認められれば、罰則の対象となります。
この 「特定商取引法に基づく表記」の記載内容が不足していたり、そもそも記載すら行っていない運営者は、「法律を遵守する気が無い」と捉えられても仕方が無いでしょう。
特定商取引法に基づく記載は運営者の信用に直結しますので、何らかの案件に興味を持った時は、必ず確認するようにしてください。
特商法の記載をキチンと行っていない案件に、まずまともな物はありません。
スカイプレミアムインターナショナルの特商法表記は?
販売会社 | SKY PREMIUM INTERNATIONAL PTE.LTD. ( スカイプレミアムインターナショナル ) |
責任者 | Tan Eh Ling |
所在地 | 1 Raffles Place Office Tower2 #38-61 Singapore 048616 |
電話 | 記載無し |
メールアドレス | 記載無し |
連絡先が記載されていないのは問題アリですね。
会社所在地について
Raffles Place – Tower 2というビルでレンタルオフィスを利用しているみたいですね。
レンタルオフィスに入っている会社は殆どが小規模な会社なので、信用性は低いと言えます。
ある日突然会社がオフィスから消えていてもおかしくないです。
1000億円以上の投資案件を取り扱うような企業がレンタルオフィスというのは・・・。
スカイプレミアムインターナショナル参加者の悲痛な叫び
エージェントの甘い言葉に惑わされ、夫婦で1750万円を出資したという50代女性の声がありました。
『現在は年利10%になっている』、『日本人は投資に対する意識が低いが、銀行からお金を借りてでも出資する価値がある』といったような事を言われて投資してしまったそうです。
配当を受け取るよりも先に、スカイプレミアムが業務停止命令を受けたことを知り、すぐに返金を申請しましたが、まだ1円も戻ってきていないとのことです。
他にも・・・
辛すぎる・・・。
スカイプレミアムインターナショナルの投資事件まとめ
・会社幹部が4人逮捕される
・被害額がおよそ1350億円
・790億円が行方不明
・返金される可能性は低い
今回はスカイプレミアムインターナショナルの投資事件について取り上げました。
魅力的な儲け話に心が動かされて判断を間違うことは誰にでもあります。
しかし、そうした欲望に流されて行動に移してしまう前に、十分な情報収集と冷静に考えることが必要です。
身の回りの人に相談するもの良いと思います。
情報は力ですが、使い方を間違えるとあなた自身を傷つけることにもなることを忘れないでください。
正確な情報と冷静な判断力を持てば、情報は味方になり、あなたの将来をより安全で、豊かなものにしてくれると思います。
今回と同様のポンジスキーム案件の記事をご紹介して終わりにしたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました!
管理人 カブ